公開保育のご案内(福島会場)

福島大学附属幼稚園


住所/福島県福島市浜田町12-39
    TEL.024-534-7962
園長/白石 昌子
ホームページ http://www.aki.fukushima-u.ac.jp/


園の概要とご案内

企画者 白石 昌子(福島大学)
原野 明子(福島大学)


 2011年3月11日、それまでの3年間の実践と研究をまとめた『子どもの心が見えてきた:学びの物語で保育はかわる』(2011年刊 ひとなる書房)の原稿の最終仕上げに取りかかっていた、まさにそのとき、激しい、長い揺れが襲いました。その日は、不安で家にいられないと訴える園児のご家族と一緒に、園で眠れぬ夜を過ごしました。
 「学びの物語」の実践と研究は楽しく有意義なものでしたし、望外の評価もいただくことができました。しかし、震災と原発事故によって本園を取り巻く環境は一変し、その成果をどう活かすかを考えるゆとりはまったくありませんでした。
原発事故による放射能災害の下で、日々底知れぬ不安が広がり、避難のために退園する園児が後を絶ちませんでした。そうした不安は私たち教職員も共有していましたが、状況の厳しさが増せば増すほど、「たとえ、園児が1人になっても、何としても私たちの手で子どもたちを守る」という思いが強くなっていきました。
 それからは無我夢中でした。安心して、思いのままに外遊びができることがなんと幸せなことだったのかと思い出されたり、子どもたちを毎日室内に閉じ込めておくのがつらくていたたまれなくなったり、保護者の方々の気持ちにより添うとはどういうことなのかと思い悩んだり…。今振り返ってみると、日々を過ごすのに精一杯の緊張した日々が続き、教職員の間で互いの思いや悩みをゆっくり話す時間さえとれなかったように思われます。
 そして今、子どもたちや家庭の生活はずいぶんと落ち着きを取り戻したように見えます。しかし、外遊びや自然とのかかわりが大きく制限され続けた影響は、今でも、子どもたちの生活や育ちに大きな影を落としているように思われます。震災後に大きく減少した本園の園児数も、元に戻っていません。
 率直に言って本園の現状は課題山積であり、原点に立ち戻りながら今後の方向を模索しているところです。ですが、そうした時だからこそ、私どもの普段の保育を見ていただき、いろいろな角度から率直なご意見を出していただきたいと考えました。また、この10年を私たち自身があらためて振り返ることでこれからの方向を考えることが必要だと考えるようになりました。
ご参観の皆様から、忌憚のないご意見をいただき、私たちのこれから歩むべき方向を、ご一緒に考える機会とさせていただきたいと存じます。


アクセス


福島駅からバス利用の場合

福島駅東口 2番ポールまたは3番ポール(宮下町・大波経由掛田駅前行きを除く)から乗車、
「福島市役所入口」下車(所要時間7分程度)


福島駅からタクシー利用の場合

「福島大学附属中学校隣の附属幼稚園」とお伝えいただきますとわかりやすいかと思います。
(所要時間5分程度)


当日の流れ

9:30 受付

 受付終了後、自由に保育を見学ください。

11:30 昼食

 ※各自昼食を用意ください。

12:30 保育をめぐる検討会

本園のこの10年の保育を振り返り、教職員一人一人の思いを交えながら、私どもから報告させていただきます。午前の保育参観についてのご感想も含め、私どもの報告についてご質問・ご意見を頂戴しながら、話し合いを進めていきたいと考えております。