エクスカーションのご案内

企画者 磯部 裕子(宮城学院女子大学)
コース企画 佐藤 宏人(アトムズ)

 東日本大震災からまもなく7年を迎えます。壊滅的な被害を受けた町は、かさ上げ工事が進み、新しい町づくりが進められています。被災し、住宅を無くした方々も仮設住宅から復興住宅へと移転が進み、新しい商店街もできつつあります。全壊した学校や保育施設も再建が進んでいます。しかし、これは目に見える範囲の復興でしかありません。人々の生活が本当の意味で再生し復興するには、まだまだ多くの時間が必要です。
 ここ東北に生活する私たちであっても、日々の忙しさに追われ、あの日のことを忘れてしまいそうなこともないわけではありません。ましてや、被災地から遠く生活するみなさまが、常に被災地のその後に関心を寄せていだたくなどということが難しいことであるのは当然のことだと思います。
 2011年3月11日。この地域に何が起きたのか。そして、その後の7年あまりの間、この地の人々は何に向き合い、何と戦い、どのように生きてきたのか。そのことに触れていただくためのエクスカーションを企画しました。教育、保育に携わる皆様に、あの日から7年あまりの時が経過した被災地を実際に見て、感じて、考えていただきたく、教育、保育施設を中心としたコースを巡ります。移動中そして、見学先では、あの震災を実際に経験した方々に、あの日のこと、そして今をお話しいただきます。
 この地に身をおいていただき、この地の語りに耳を傾けていただくことが、共生の始まりであるのではないかと考えています。皆さまには、被災地の今に心を寄せていただき、そして可能であれば、皆様にこの地の今を語り継いでいただく機会となれば幸いです。
 多くの方の参加をお待ちしております。


コースの概要

JR仙台駅 9:00集合 バスにて、石巻(大川小学校)
➡雄勝
➡女川(ハマテラス・昼食)
➡石巻(石巻みづほ第二幼稚園跡地・門脇小・石巻ニューゼ・資料館)
JR仙台駅 17:00解散となります。(詳細は以下参照)


募集人数

40名(定員になり次第締め切らせていただきます)


費用

5,000円(昼食代は含みません。女川ハマテラスで各自お召し上がりください)
※1号通信に昼食代を含むと記されておりました。お詫びして訂正いたします。


申し込み方法

本ホームページ左メニュー下の「各種申込」からお申込みください。代金は、クレジット決済あるいは銀行振り込みとなります。
※申し込みを受理し入金手続きが完了された方には、プログラム発送時に、エクスカーション参加証と集合場所等のご案内をお送りいたします。


コース案内

9:00 集合 仙台駅東口 観光バス乗り場
     ※時間厳守でお集まりください

《集合場所》


9:10 出発

9:50 道の駅 上品の郷 到着
トイレ休憩

10:30 大川小学校 到着


震災からまもなく7年 現在の大川小学校


74名の子どもたちが犠牲になった大川小学校。現在も、その校舎が残されています。あの日、この場所で何が起きたのか。遺族でもある佐藤敏郎さんに、この場所でお話しいただきます。


佐藤敏郎さん(小さな命の意味を考える会代表)

 東日本大震災当時は、宮城県女川町立女川第一中学校(現在の女川中学校)に勤務。震災後の2011年5月、生徒たちの想いを五七五に込める俳句づくりの授業を行い、テレビ、新聞、書籍等で紹介される。2016年度の中学1年生の教科書にも掲載されることになった。
 震災後は女川中学校、矢本第二中学校で防災担当主幹教諭、宮城県の防災教育副読本の編集委員も歴任。
 震災で当時大川小学校6年の次女を亡くす。2013年末に「小さな命の意味を考える会」を立ち上げ、現在は、全国の学校、地方自治体、企業、団体等で講演活動を行う。


□大川小学校から壊滅的な被害を受けた雄勝町を経由して女川町に向かいます。途中、海沿いの町の今をご覧ください。車中、石巻日日新聞報道部長(当時)であった武内宏之さん、佐藤宏人さんが、この地域に何が起きたのか、お話しくださいます。


11:40 ハマテラス女川 到着

 壊滅的な被害を受けた女川駅前に、観光物産施設ができました。駅から海に延びるレンガみちは、新たな女川の風景となりました。ここで1時間ほど昼食時間といたします。女川の海の幸をはじめ女川の味をお楽しみください。地元の物産店や震災後に再建した商店が並びます。また「まちなか交流館」では、震災関連の資料等をみることができます。


13:20 石巻みづほ第二幼稚園跡地

 津波が押し寄せる中、保育者と共に園舎の屋根まで避難して、子どもたちは全員助かりました。翌日、子どもたちと保育者は、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」に救助され、その二日後無事保護者のもとに帰ることができました。この日のこと、そしてその後の石巻みづほ第二幼稚園のことを佐藤順子教頭先生(当時)にお話しいただきます。


園舎の屋根の上に避難する子どもたち


津波が引いた後の石巻みづほ第二幼稚園周辺


□門脇小学校経由して石巻ニューゼに向かいます。門脇小学校は、6メートルを超える津波に襲われました。校庭に停めてあった車が流され、車から漏れたガソリンが引火し、校舎に燃え移りました。しかし、その時間に在校していた子どもたちは、裏山に避難し、全員無事でした。石巻日日新聞の武内宏之さんには、関係者からの取材で得た様々なお話しを聞かせていただきます。


14:30 絆の駅 石巻NEWSee(ニューゼ)到着

 震災当時は石巻日日新聞の報道部長として手書きの壁新聞作成を指揮した武内宏之さん(現 石巻日日新聞社 常務取締役「絆の駅 石巻NEWSee(ニューゼ)」館長)に、資料を紹介いただきながら、多くの取材を通して明らかになった様々な事例、被災地で生きた人々の話を聞かせていただきます。

津波伝承スペースつなぐ館周辺を散策いただき、15時45分ころ出発いたします。


17:00頃 仙台市到着 解散